読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

北鎌ゲベ戦記 〜家のこと、庭のこと〜

見習庭師23歳のしごく家庭的な日記。北鎌倉駅前からお送りしております。

5月28日(土)

個人邸のミドリかき続き。新芽の摘み方が雑だと叱られる。仕事の荒っぽさについてはこれまでも散々言われているけど、なかなか直りません。なんでかなあ。自分はむしろ繊細な方だと思っていたので、結構凹む。植木屋と他の土木関連業者との違いは、独特の「やわらかさ」にあると個人的には思っています。植木屋さんは、なんとなくやさしいんです。植物(生きもの)相手だから当然です。加えてウチの場合お寺さんにも入らせてもらうので、下品で雑な仕事は言語道断。襟を正して臨みます。その点では宮大工にも近いかも。それを思う時、ぼくは今の職業を誇らしく感じるのです。だからもっともっとやわらかく、しなやかになりたい。当分の課題。

 

19時、江の電バスで雪ノ下レミさん宅へ。客人多く総勢8人でにぎやかな夜。今日はせいちゃんの8歳の誕生日につきみんなでお祝い。ミライエメンバーからは図書カード(初対面だし何にが好きか未知数だったのでその先はお母さんに選んでもらうのが良と判断)をプレゼントに選びました。本人に手渡ししたら案の定苦い顔された。そりゃそうだ。図書カードなんて地味なんだから、お母さんにこっそり渡しておけばよかったのだ。それにしても、ほとんど無関心に近いくらい各々が自由気ままに立ち振る舞うこの家は、まるでムーミン屋敷みたい。家自体もちゃんとタテに長いし。もちろんご飯も美味い。肉じゃがも甘い。みんな幸せそうな顔してる。Macchiさんは何故か寝ている。アンジュ(猫)はふらりと姿を現し、またふらりと消える。せいちゃんは「紀元二千六百年」を口ずさむ。何の話をしたか半分くらい忘れてしまったけれど、それはそれはすばらしい夜でした。

 

21時半、ちょっとお先に失礼さんして、同じく急ぎのハサミと駅へと急行。東京方面の電車に揺られながら「ところで私の第一印象ってどんな感じでしたか」と彼女からの何気ない質問に、ぼくは「明るそう」とか「楽しそう」とか、とてつもなく当たり障りないことを言ってしまった。横浜で別れた後に猛烈に後悔。自分はなんてつまらないんだろう。正直に言えば「顔がかわいい」です。ごめんなさい。

 

23時20分、桜木町郵便局前より夜行バス出発。これから京都へ向かいます。お土産の鳩サブレーも忘れずに。